親世帯も子世帯もトクをする!?
二世帯住宅のお金のアレコレ
昨今、土地建物の価格の高騰や世帯収入の減少から、不動産が手に入りにくくなったと言われています。二世帯住宅の場合は、親世帯の土地に子世帯がローンを組み、建て替えるケースがほとんど。土地建物の費用を助け合って取得するので、単世帯で購入するよりも条件の良い不動産を手に入れることができます。
生活スタイルによって比重は異なりますが、一緒に食事を取るのであれば食材の使い残しや食べ残しも減り、水道やガスなどの光熱費の節約も期待できます。さらに、建物のメンテナンス費用の分担も可能。ただし、のちほど金銭面で揉めないためにも、あらかじめ費用の分担を明確にしておかなくてはなりません。
住宅の購入や建築の際には、多くの税金がかかりますが、二世帯住宅の場合は嬉しい優遇制度が。自宅の敷地であれば最大330㎡まで80%の相続税評価が減額される「小規模宅地等の特例」や、複数世帯が同居するための増改築などを行う場合の「同居対応改修に関する特例措置」など、条件に合うものは積極的に利用しましょう。
※いずれの優遇措置も一定の要件を満たす必要があります。