キッチンのレンジフードに付いている、「強」「中」「弱」のスイッチ、使い分けていますか?
実は「強」と「弱」とでは2倍以上も風量が違い、節電・省エネになることもあります。
最近では自動で風量の調整をしてくれるレンジフードもあります。
上手な使い分け方法や、使い分けのメリットなどについてまとめてみました。
キッチンの換気扇の「強」「中」「弱」を、どのように使い分けたらいいか分からないという声も、少なくありません。最近では、それに加えて「常時」というボタンがついているタイプも。 ちなみにキッチンの換気扇は、一般的にはレンジフードと呼ばれています。レンジフードとは、換気扇のファンを覆うようにフード(カバー)が設置されている換気設備のことで、調理をする際の油煙や臭いを効率よく集めて排出してくれる設備です。
レンジフードの「強」「中」「弱」「常時」では、それぞれ排出する風量が異なります。
パナソニックによると、風量は機種によっても違いがありますが、およそ以下のような風量になっています。 ・強運転:440~530立法メートル/h
・中運転:300~350立法メートル/h
・弱運転:180~240立法メートル/h
・常 時:135~170立法メートル/h (※いずれも静圧0paの値)
「強」と「弱」とでは2倍以上も風量が変わっています。これは調理の際、火力や油煙の多さ、においの状況によって、風量調整をするためのもので、使い分ければ無駄な電気を使わずに済みます。
例えば、揚げ物や炒め物などの火力が強い調理には「強」、煮物や湯沸かしなどには「中」もしくは「弱」とように使い分けができます。「常時」は、調理後の油煙や湯気、臭いが気になる場合に使うのがおすすめです。 もちろん料理の内容によって異なり、ニンニクを使った時は「強」、目玉焼きを焼くだけなら「中」か「弱」というように、自分で使い分けることが可能です。
また「常時」は24時間換気にも使えます。(24時間換気とは、シックハウスを防ぐために常時換気をすることで、2003年の法律改正で、それ以降の新築住宅には24時間換気システムを取り付けることが義務づけられました。 )「常時」スイッチがあったら換気のために活用してみるのもよいと思います。
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換気設備の寿命はおよそ10年程度です。不調を感じたり、コンロを交換して火力が上がったりなどした際には、レンジフードの見直しを検討してみては?
レンジフードを上手に使いこなすポイントは、空気の入口を確保することです。換気のためには、排気と同等の給気量が必要です。 現代の住まいは気密性が高いため、そのままでは給気不足になってしまいます。給気不足になると、吸い込み不良や換気扇からの異音、すきま風の音が大きくなる、玄関や室内ドアの開閉に異常が起きるなどの可能性があります。 吸気口がない、もしくは家具などでふさがれている場合は、窓を少し開けて給気をするなど、空気を取り入れてみてください。
レンジフードを上手に使いこなして、節電・省エネに快適な生活を!